活況な国内ヒップホップのライブ&フェスとは裏腹にキャンセルが続く海外ライブ&フェスの現状
脳出血で…とお伝えしてから、すっかり年を越してしまいました。申し訳ありません。これからはバキバキ書き進めていきたいと思います!
私が振り返るまでもないと思うのですが、年末年始にかけては「2024年を振り返る」というトピックのお仕事がいくつかありました。個人的には、去年の日本のヒップホップ業界における上昇ムーブとしてはやはりBAD HOPの解散コンサート@東京ドーム、そして千葉雄喜「チーム友達」のヒットが圧倒的に印象的&エモでした。BAD HOPのコンサートが2月19日、「チーム友達」の楽曲配信日&MV公開日が2月13日と、非常に近いスケジュールだったことは偶然だとは思うのですが、2025年の2月中にも、その年のトーンを色付けるような重要な何かが行われるのか、行われないのか…と感じます。今年はCreepy Nutsの東京ドーム公演が2月に控えていますね。
あと、大きな日本のヒップホップ・フェスも各地でたくさん開催されていましたよねー。そして2025年には、日本武道館で開催されるアーティストの単独公演もすでにいくつかアナウンスされています。MC TYSON、Red Eye、LANA、千葉雄喜、DJ CHARI & DJ TATSUKI…他にもまだまだ続きそうな。個々のドラマティックな部分も含めて、彼らがどんなふうに日本武道館のステージを演出するのか非常に楽しみ。バチバチに仕上げてくるんだろうな〜。
一方、めちゃくちゃ余計なお世話だと思うのですが、これに加えてPOP YOURSなどのフェス開催も相次ぐのだとしたら、若いリスナーはどのようにバラけるのだろうかと案じてしまいます。チケット代も安くはない(しかしながらMC TYSONさんの武道館公演は、全席一律3,000 円という破格の価格設定!)し、遠方から参加する場合はそこに交通費&宿泊費が加わってくる。グッズ購入費もあるだろうし。若い方にとっては、というか若くなくても、結構な出費ですよね〜。自分が大学生の頃にこんなシーンになっていたのであれば、いったいどんなお財布事情になっていたのだろうか。
USでも似たような感じかと思うのですが、ヒップホップってリスナーが横に広がっていく傾向にあると思います(これは私独自の解釈なので、もちろん他の意見もあるかと思います)。